当社Sapeetは、東大発アルゴリズムサプライヤーである株式会社PKSHA Technology(本社:東京都文京区、代表取締役 上野山勝也、東証マザーズ:3993、以下「PKSHA」)グループに参画し、3D領域におけるアルゴリズムの共同開発等、広く業務提携してまいります。■業務提携の目的および背景Sapeet(サピート)は、3次元技術をベースとし、機械学習や物理演算といった複数技術の掛け合わせに強みを持つ東大発のスタートアップ企業です。3Dを基軸に各分野の最先端技術をかけ合わせることで、従来の2Dベースのサービスでは成し得なかったユーザー体験を実現し、ご評価いただいています。すでに大手アパレル企業、大手商社との取り組みも開始しております。この度、機械学習分野の知見をさらに深め、新たな領域での価値提供に繋げるべく、PKSHA の子会社としてグループに参画し、業務提携してゆく運びとなりました。今後は「リアルとデジタルを同期する」というコンセプトを元に、アパレル業界にとどまらず、ヘルスケア業界やフィットネス業界、不動産業界などにもサービスを展開し、当社の技術力・研究開発力を存分に発揮していきます。業界を問わず、先駆者として3D技術の画期的な利用方法を、共に探索するパートナー企業様を募集しています。 ■Sapeet技術の強み:3D技術×物理演算×機械学習/深層学習当社Sapeetの最大の強みは、3D技術、物理演算や機械学習を専門とするエンジニア陣が、常に最新の技術や研究をキャッチアップしながら、それらを複合的に活用できることです。一例を挙げますと、昨年は体型のサイジングサービスが脚光を浴びた年でしたが、当社でも体型サイジングの技術を持ち合わせており、スマホの全身写真から任意の寸法項目の推定と3Dアバターの作成が可能です。また、測定して終わりではなく、そこで作成した3Dアバターを他サービスに連携し、オンライン試着やサイズ/デザインのパーソナライズ、さらには蓄積した体型データの分析に基づいた商品設計まで、これまでにない購買体験を一気通貫でサポートすることが可能です。アパレルのお客様に限らず、わたしたちは現実世界に実在するものを3次元ベースで把握し、それをバーチャル世界でビジュアライズすることで、現実世界の一部を再現します。更に物理演算を活用し、バーチャル世界に現実世界と同様の環境(重力等)を創り上げ、3D形状同士のフィッティングや分析を行うことも可能です。分析の際、各種統計手法や機械学習、深層学習等の手法を自由に選択し、状況に合わせた最適な解決策を選択できることも当社の強みです。現実世界と同期したバーチャル世界を表現・分析することで、毎日の生活をよりスムーズで、より面白く感じられるようにすることが、わたしたちの目標です。 ■3D技術による業界変革ロードマップわたしたちは、3D技術によって各業界が大きく変わっていくと考えています。特にアパレル業界は、3D化で大きな影響を受ける業界のうちのひとつです。例えば、CRMの観点では、顧客ごとの3Dの体型形状を前提にしたサービスが勃興することで顧客接点が深化していきます。また、PLMの観点では「大量に抱えた在庫をセールで売りさばく」という業界の慣習を塗り替えるべく、企画/設計への3Dツールの導入で、サプライチェーンを抜本的に変革するための動きも進んでいます。3次元技術を活用して、新たな顧客体験/製造フローを共に創り上げるパートナー企業様を募集しています。